おうちの中には、やけどの危険があるものがあちこちにあります。子どもの目線になって部屋の中を確認してみましょう。大人はちょっと不便でも、子どもの安全を最優先にした部屋作りを工夫しましょう。
●お湯の入ったポットや電気ケトルはコードを引っ張ることで倒れ、熱湯がかかることがあります。コードが子どもの手の届かない高さか確認しましょう。
●炊飯器は、ごはんが炊けるときの蒸気に子どもが手を伸ばしてやけどをするケースが多く見られます。置き場所に気をつけましょう。
●テーブルクロスやランチョンマットは、子どもが引っ張って、上に置いた熱いお茶、みそ汁、ラーメンなどがこぼれてしまうおそれがあるので、使わないようにしましょう。
●床に置くタイプのストーブやヒーターは必ず安全柵で周囲を囲み、子どもの手が届かない工夫をしてください。
●電気カーペットや床暖房は、長時間同じ姿勢でいると、子どもの薄い皮膚はダメージが起きやすく低温やけどのリスクがあります。長時間の使用は避けましょう。加湿器も加熱式タイプは熱くなり危険です。
●アイロン、ドライヤー、ヘアアイロンなどは使ったら、すぐに片づける習慣をつけましょう。
西武文理大学 茂手木明美