しつけの目的とは、将来自立し、社会のルールに沿って生き、円滑な対人関係を築くためのスキルを身につけることです。たたいたり、どなったり、口うるさくなじったり、おだてなくても、子どもをしつけることはできると思います。 一番大切なのは、「成長に合わせたしつけであること」。そして、子どもは親が言ったことではなく、親の行動を真似ますので、「親がお手本となること」。この2つのポイントさえ押えておけば、あとはそれほど難しくありません。「良いふるまいをしたらほめ」、「良くないことをしたら叱り」、「大人が困ることをしたら、取り合うのをやめ」、そして「ルールをつくり、折にふれて繰り返す」ことが大事なのだと思います。
また、伝え方も大切です。「なんで、そうするの?」とか、「何回言ったらわかるの!」などと間接的に伝えるより、直接的に「こうしてみようか」とか、年齢によっては「どうしたらよいと思う?」という言い方のほうが子どもには分かりやすく、バランスのとれたコミュニケーションができるようになります。 ママやパパはおチビさんのお手本なのですから、複雑に考えず、頭でっかちにならないように、背筋を伸ばし、颯爽と進んでくださいね!