「ママ、イヤ~ッ」「イヤ!」 魔の2歳期、ママは大変ですが、「イヤイヤ」はとても大事な成長の証です。このイヤイヤ期があるからこそ、子どもは自己表現を学び、それを通じて気持ちが育ち、我慢や人に対する思いやりが芽生え、自分をコントロールする術が身につきます。この時期にこれらを学べないと、成長するにつれ、周りに順応できなくなってしまいます。

さて、「イヤイヤ」が成長のために必要なことだとしたら、ママはそれにどう対応したら良いのでしょう?

人生は、自分ではどうにもならないことや不公平なことでいっぱいです。「そんな時には、自分の怒りをぶつけなくても、相手に通じる方法があるよ」と、教えるのはどうでしょう?

子どもに「イヤイヤ」をされたら、まず「何が(どう)したいのか」を聴いてみてください。それができることであれば、させてあげましょう。

できないことであれば、「したい気持ち」は受け止めて、「それは、できないけど、これは、できるよ」と代案を考えてあげてください。

そして、どうしてもムリなことは、「そうなったら、いいね。でも、ダメは、ダメだよね」と言うのはどうでしょう?

「イヤイヤ期」も必ずおさまるので、安心して下さいね!

 

認定カウンセラー 前田 節子

BACP(英国カウンセリング・サイコセラピー協会)