今は、情報過多の時代です。何か知りたいと思って調べても、答えが多すぎて迷ってしまいます。何かを選択する際、5択以上だと決められなくなるのはご存じですか? 子育て関連の情報も同じです。

子育ての基準も同じで、「良かれ」と思って多くを取り入れると、親としての軸がぶれてしまいます。また、「せねばならぬ」が多いと、する方も、される方も、疲れてしまいます。

「子どもに、何を身につけて欲しいのか」について考えてみると、次の4つの基準が大事だと思います。

1.自分の体は自分のものである、という感覚的な思い。(だから、トイレ・トレーニングは無理強いしないで)

2.親から守られている感覚。(手を出さず、見守るだけでOK)

3.簡単な時間割を作って繰り返すこと。(安心感や先を見越した能力が芽ばえます)

4.ママやパパからの共感(気持ちで反応してくれること)

そうです。特別な事は、何にもいりません。しいていえば、「手は出さず、焦らず、のんびりと」を今のうちに、イライラしないでできるようになりましょう。この基本があると、子どもの背中を押し過ぎることのないサポートが、将来できるようになりますよ!

 

認定カウンセラー 前田 節子

BACP(英国カウンセリング・サイコセラピー協会)