幼児期における「おやつ」は、大事なエネルギーや栄養素、水分を補う食事の一部。第4の食事とも言われますね。

ただ、おやつは必ずしも必要なものとは限りません。幼児期は体格や運動量、食欲など個人差がとても大きいもの。1日の食事の中でおやつを位置づけてあげましょう。

 

おやつを与える場合は、次の食事に影響しない程度の量で、エネルギーに変わりやすく消化しやすいおにぎりやいも類などがおすすめです。

スナック菓子などのジャンクフードは、エネルギー、塩分、糖分、脂肪の摂り過ぎになりやすく、毎日食べ続けるとココロとカラダへの影響が大きいので習慣化しないように気をつけたいもの。食べる時は、1回分の量を小皿に取り分け、袋ごと与えないのがコツです。

 

おやつを欲しがる子に欲しがるだけ与えていては、食事に影響が出て、生活リズムも乱れます。外遊びや室内でもできる体遊びで気分転換をしたり、家事のお手伝いをしてもらうなど、食べること以外のワクワクすることへ誘ってみましょう。

また、「お腹が空いた!」は、なんだか退屈、ママに構ってもらいたいというサインということも。一緒に遊ぶ時間を増やしてみたら、おやつの催促も減るかもしれませんよ。

 

管理栄養士 幼児食アドバイザー 山口真弓